【家電業界歴10年の警告】洗濯機の容量選び、7kgと10kgの「見えない壁」。子育て家庭が「大は小を兼ねる」を選ぶべき本当の理由
【その洗濯機、3年後も笑って使えますか?】

家族3人だから、7kgで十分だよね?
大きいと場所も取るし、電気代も高そう…。
家電量販店の売り場で、洗濯機の前で腕組みをして悩むお客様。
私はこの光景を10年間、何千回と見てきました。
そして残念なことに、「今の家族構成」だけで容量を選んでしまい、わずか1〜2年で「買い替えたい…」と後悔して戻ってこられるケースを、嫌というほど見てきました。
あ、こんにちは🐢
家電業界歴10年のカメダスです。
今回は、洗濯機選びで最も失敗が多い
【容量の選び方】
について、メーカーのカタログには書かれていない「現場の真実」をお話します。
結論から言いますね。
子育て家庭、あるいはこれから子どもが生まれる予定の家庭において、
「迷ったら絶対に大きい方」が正解
です。
なんで「大は小を兼ねる」のか?
「7kg」と「10kg」の間には、単なる3kgの差ではない
「生活のゆとり」という決定的な壁
があるからです。
この記事を読み終わる頃には、あなたのご家庭に必要な「正解のkgの数」がはっきりと見えているはずです。
🐢この記事は、
👉 子育て家庭の洗濯の悩みをまとめた【洗濯完全ガイド】の一部です。
洗濯機選びで失敗したくない方は、全体像もあわせてご覧ください。

1.そもそも洗濯機の「容量◯kg」の正体とは?
基本中の基本なんですが、意外と知られていない事実があるんです。
洗濯機に表示されている「7kg」「10kg」という数字。
これは
【乾いた状態の衣服の重さ】
の上限を表しています。
「水を含む」と条件は激変する

じゃあ、7kgの洗濯機には、7kgの服を詰め込んでもいいんだね!
って思いますよね?
これが最初の罠なんです。
洗濯物は水を吸うと、重さが約1.5倍〜2倍になります。
さらに、洗濯機(特にドラム式)は、洗濯槽の中で衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」や、水流で衣類を動かすことで汚れを落とします。
もし、容量ギリギリ、まで服を詰め込むとどうなるか?
衣類が動くスペースがなくなり、ただ濡れた服が塊になって回転しているだけの状態になります。
- 汚れが落ちない(洗浄力低下)
- 洗剤が残る(すすぎ不足)
- 生乾き臭の原因菌が残る
プロの視点から言わせてもらいますと、洗濯機が本来のパフォーマンスを発揮できるのは、
【表示容量の約7割〜8割】まで
です。つまり、
「10kg」の洗濯機なら、快適に洗えるのは実質「7kg〜8kg」程度。
この「実質容量」で考えないと、毎日の洗濯がストレスまみれになります。
2.子育て家庭が「計算」を間違える3つの要因
「大人は1日1人あたり約1.5kg」
これが一般的な目安と言われていますが、子育て家庭にこの計算式を当てはめると100%失敗します。
理由は、子どもがいる家庭の洗濯物は「特殊」だからです。
①「突発的な大物洗い」の頻度
独身時代は、シーツや毛布を洗うのは「天気のいい週末だけ」だったかもしれません。
しかし、子どもがいると状況は一変します。
- おねしょをした朝のシーツ
- 胃腸炎で嘔吐した時のラグや毛布
- 保育園から持ち帰るお昼寝布団
これらは「待ったナシ」で発生してきます。
この時、もし容量ギリギリの洗濯機を使っていたら?
「大物1枚洗うだけで洗濯機が占領されて、普段の服が洗えない」
という地獄のような渋滞が発生してしまうんです。
②「冬場」の衣類のかさばり
夏場はTシャツ1枚軽くても、冬場はトレーナー、厚手の靴下、パーカーと1着あたりのボリュームが倍増します。
kg数としては同じでも、「体積(かさ)」が増えるため、小さい洗濯機だと物理的に蓋が閉まらないことが多々あります。
③「まとめ洗い」の不可避
共働きの場合、平日は疲れて洗濯ができず、週末にまとめて回すことも多くなります。
4人家族の2日分の洗濯物は、軽く10kgを超えます。
ここで容量が小さいと、せっかくの休日に「洗濯機を3回も4回も回す」ことになってしまい、半日が洗濯で潰れてしまいます…。

半日が洗濯で潰れてしまうと、その日はもう何にもしたくなくなって、1日を無駄に過ごしてしまうんだよね…。
3.【実録】「小さすぎて後悔」したお客様の声
私が実際に店頭で接客し、買い替え相談を受けたお客様の「リアルな後悔の声」をご紹介します。
これらは決して他人事ではないですよ!
ケースA:20代ご夫婦(妊娠中)
購入時:「まだ二人だし、アパートも狭いから7kgの縦型で十分です」
1年半後(買い替え相談):「子どもが生まれてから、洗濯機を1日3回回しても追いつかなくなりました…。
保育園の着替えとタオルの量が凄まじくて…。
これだったら最初から10kgを買っておいたらよかったです」
ケースB:4人家族(小学生2人)
購入時:「予算を抑えたいので、今のと同じ8kgで」
半年後(点検修理依頼):「脱水の音がうるさくなった」とのことで訪問。
原因は「過負荷」でした。
毎日パンパンに詰め込んで回していたため、モーターと軸に負担がかかり故障。
結局、修理費がかさんで、大容量モデルへの買い替えとなりました。
プロとして断言します。
「大きすぎて後悔した」という人はほとんどいませんが、「小さすぎて後悔した」という人は山のように見てきました。
4.【決定版】家族人数別・洗濯機容量の正解チャート

じゃあ、具体的に何kgを選んだら良いの?
家族構成別に、プロが推奨する目安を表にまとめました。
カタログスペックよりも「余裕」を持たせた、リアルな推奨値です。
| 家族構成 | カタログ上の目安 | プロの推奨サイズ | その理由(カメダスの視点) |
| 1〜2人(夫婦のみ) | 5〜7kg | 7〜8kg | 今後家族が増える可能性があるなら8kgが安全圏。毛布も洗えます。 |
| 3人(夫婦+子1) | 6〜8kg | 8〜10kg | 7kgは危険信号。「子どもの成長」を見越すなら10kgがベストバイ。 |
| 4人(夫婦+子2) | 7〜9kg | 10〜12kg | 【ここが分岐点】8kgだと「1日2回」が必須になります。 12kgあれば週末まとめ洗いも余裕。 |
| 5人以上 | 10kg〜 | 12kg一択 | 家庭用洗濯機の最大サイズ推奨。これ以下だと洗濯奴隷になります。 |

特に注意しなきゃいけないのは「3人〜4人家族」だよっ!
表を見てもらうと分かると思いますが、メーカー推奨よりも、【ワンサイズ上】をおすすめしています。
特に3人以上の家庭で「8kg以下」を選ぶと、選択回数が減らせずに、家事の時短にならないんです…。
5.「ドラム式」と「縦型」で選び方が違う
ここも非常に重要なポイントです。
同じ「10kg」でも、ドラム式と縦型では意味合いが異なるんです。
たっぷりの水で洗うため、表示容量に近い量を入れても、ある程度は洗えます。
しかし、乾燥機能はおまけ程度。乾燥まで使うとシワシワになっちゃいます。
ドラム式は「上から下に落とす」動きで洗います。
もし10kgのドラム式に10kgを詰め込むと、洗濯物が中で動かず、ただ回転するだけになります。
さらに、「乾燥容量」は「洗濯容量」の約半分〜6割しかありません。
ということは、
- 洗濯容量11kgのドラム式でも
- 乾燥容量は6kgしかない
というのが一般的です。
「洗濯から乾燥まで一気に終わらせたい」と考えるなら、
洗濯容量ではなく「乾燥容量」を基準に選ぶ必要があります。
4人家族の洗濯物を一気に乾燥させるなら、必然的に洗濯容量11kg〜12kgクラス(乾燥6〜7kg)の最上位モデルが必要になります。
6.【体験談】私が8kgから11kgに買い替えて置きた「劇的な変化」
偉そうに解説している私も、実はしっかりと失敗しています…。
長男が生まれた頃は8kgの縦型を使っていました。

まぁ、洗濯の回数を増やせばいいか。
と思っていたのですが、次男が生まれ、パートナーが復職したタイミングで家庭内の洗濯システムが崩壊しました。
保育園の汚れ物、終わらない洗濯、干す場所のないリビング…。
自然と喧嘩も増えてしまい、このままではダメだと限界を感じて11kgのドラム式洗濯機に買い替えました。
その結果、どうなったか?
- 洗濯回数が「1日2回」→「1日1回」に激減
年間で約365回分の「干す・取り込む」作業が消滅しました。 - 毛布やラグを自宅で洗えるようになった
コインランドリーに行く手間と、1回1,000円の出費がゼロになりました。 - 「まだ入るかな?」というストレスからの解放
これが地味に一番大きいです。
洗濯カゴの山を全部放り込んでもまだ余裕がある。
この精神的なゆとりは、何物にも代えがたいです。
【洗濯機の容量=心の容量】
大げさではなく、私は本気でそう思っています。
7.よくある質問(Q&A)

最後に、大きい洗濯機を買う時によく聞かれる不安に答えていくねっ!
A.むしろ安くなるケースが多いです。
近年の大容量モデル(特に10kg以上)は、メーカーも力を入れているため、省エネ性能が高い「インバーターモーター」や節水技術がフル搭載されています。
また、小さい洗濯機を2回回すより、大きい洗濯機で1回で済ませるほうが、トータルの光熱費は安く済みますよ。
A.実は「本体サイズ」はほとんど変わりません。
ここ数年のモデルは、7kgも12kgも「設置面積(床に置くサイズ)」はほぼ同じ60cm×60cm規格で作られていることが多いです(ドラム式洗濯機は奥行きに注意)。
「入らないかも」と諦める前に、必ずメジャーで搬入経路を測ってみてください。意外と置けますよ。
A.残念ながら、もっと増えます(笑)
中高生になると、部活のジャージや制服など、一つ一つが大人サイズ以上に大きくなります。
「子どもが小さい今」が大きいサイズの買い時で、その恩恵は10年以上続きますよ。
まとめ:洗濯機選びは「未来への投資」

今回の記事の要点をまとめるね。
- 洗濯機の容量は【乾いた重さ】。実際は7割しか入らないと思え・
- 3人家族以上なら、迷わず【8kg〜10kg以上】を選ぶべし。
- ドラム式で乾燥までやるなら、【乾燥容量】を基準に選ぶこと。
- 【大は小を兼ねる】。大きいことによるデメリットはほぼない。
洗濯機は、一度買えば7年〜10年は使う長い付き合いになる家電です。
その10年間、毎日「もう少し大きかったら1回で終わったのに…」とストレスを感じ続けるか。
それとも、「これだけ入れてもまだ余裕!」と快適に過ごすか。
その差額は、数万円かもしれません。
しかい、その数万円で「今後10年の毎日の30分」を買えるとしたら、これほど安い投資はないはずです。
これから洗濯機をえらぶあなたが、目先の価格ではなく
【未来の生活のラクさ】
を選べることを心から願っています。

最後まで読んでくれてありがとう!
洗濯機についてさらに詳しく知りたい人は、こちら👇️の記事も参考にしてねっ!

*この記事は、子育て家庭の洗濯をラクにするための「特集記事」の一部です。





