洗濯機のサイズ・寸法の選び方!設置できないトラブルを防ぐ確認ポイント
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🐢「ピンポーン。洗濯機のお届けに上がりました!」
新しい洗濯機が届くワクワクした瞬間。
しかし、そのわずか10分後に業者から出た言葉は、絶望的なものでした。
【すみません、このサイズだと入りませんね…持ち帰らせていただきます】
こんにちは。家電業界歴15年のカメダスです🐢
脅しているわけではないんですが、これは私が現場で何度も目撃した光景なんです。
多くの人が
「何kg洗えるか」
「ドラム式か縦型か」
で悩むのですが、プロから言わせれば順序が逆なんです。
洗濯機選びで最も重要なのは、
【物理的に搬入・設置ができるか】
これに尽きます。
特に最近の大容量モデルやドラム式は、昔の洗濯機よりひと回り大きくなっています。
「前の洗濯機が入っていたから大丈夫」という思い込みはポイっと捨ててください。
この記事では、カタログの数字だけでは分からない
- 隠れた寸法の落とし穴
- 購入前に必ず測るべき5つのポイント
を徹底解説します。
数万円のキャンセル料や、買い直しの手間を防ぐために、必ず最後まで目を通してくださいねっ!
この記事は、
👉 子育て家庭の洗濯の悩みをまとめた【洗濯完全ガイド】の一部です。
洗濯機選びで失敗したくない方は、全体像もあわせてご覧ください。

この記事を読むと、こんなことがハッキリします。
- 縦型・ドラム式それぞれの「標準サイズと重さ」の目安
- 防水パンのサイズ規格と、自分の家に置けるかの見分け方
- 搬入できるかどうかを判断する「最小通過寸法」の計算方法
- 蛇口の高さ・設置のゆとりなどカタログに載らない寸法
- 購入前に測るべき場所を網羅したチェックリスト
- カタログの「本体サイズ」だけ見ていませんか
- まず知っておきたい、縦型・ドラム式の「標準サイズ」
- 落とし穴①「防水パン」のサイズと形状
- 落とし穴②「蛇口の高さ」が足りない!
- 落とし穴③「扉」が開かない、通れない
- 搬入できる?「最小通過寸法」の考え方
- 【保存版】失敗しないための「計測チェックリスト」
- サイズを無視して買うと、結果的に損をする
- 設置に必要な「ゆとり寸法」早見表
- よくある質問(サイズ・設置のギモン)
- プロが教える「正しい採寸の手順」5ステップ
- タイプ別・設置で特に気をつけたいこと
- マンション・賃貸ならではの注意点
- 設置当日の流れを知っておこう
- そのほか、よくある質問
- 「我が家に合うサイズと容量」の決め方
- 現場で見た「サイズ失敗」のリアルな実例
- 設置にかかる「追加費用」を総まとめ
- 最後に:採寸についての追加Q&A
- サイズ選びで「やりがちな勘違い」ベスト3
- まとめ:メジャーを持って測るまで、購入ボタンは押さないで
カタログの「本体サイズ」だけ見ていませんか
まず、初心者が一番ハマる罠から解説しますね。
カタログやネット通販のスペック表にある「幅・奥行・高さ」。
これはあくまで【洗濯機そのものの大きさ】です。

実際に設置するために必要なスペースは、これとは全く異なるんだよっ!
- 排水ホースのスペース:本体から横や後ろにホースを出す場合、左右+6cm〜10cmが必要。
- 給水ホースの取り回し:蛇口の位置によっては、本体と干渉する。
- 振動の「逃げ」:壁ピッタリに置くと、脱水時の振動で壁が剥がれたり、騒音の原因になります。
つまり…「カタログ寸法+上下左右の余裕」がないと、まともに設置すらできないんです。
まず知っておきたい、縦型・ドラム式の「標準サイズ」
「うちの洗濯機より大きいの?小さいの?」——まずは、ざっくりした大きさの目安をつかんでおきましょう。タイプ別の標準的な寸法と重さを表にまとめました。
| タイプ | 幅 | 奥行 | 高さ | 重さ |
|---|---|---|---|---|
| 縦型(〜8kg) | 約57cm | 約57cm | 約95cm | 約35kg |
| 縦型 大容量(10〜12kg) | 約60cm | 約63cm | 約105cm | 約45kg |
| ドラム式(11〜12kg) | 約60〜64cm | 約65〜75cm | 約105cm | 約75〜80kg |
※メーカー・機種により前後します。あくまで一般的な目安です。

ポイントは、ドラム式は「奥行」と「重さ」が縦型よりぐっと大きいこと。この2つが搬入トラブルの原因になりやすいんだよ!
とくにドラム式は奥行が65〜75cmもあり、重さは80kg近く。縦型からドラム式への買い替えで「思ったより大きくて入らなかった」が起こるのは、この差が原因です。逆に幅は縦型もドラム式も60cm前後で大きくは変わりません。
つまりサイズチェックでは、横幅よりも「奥行」「高さ」「重さ(=搬入経路)」を重点的に見るのがコツ。次の章から、具体的な落とし穴を一つずつつぶしていきます。
ちなみに、この標準サイズはあくまで「箱(本体)」の大きさです。実際に必要なのは、ここに設置のゆとりと搬入経路のぶんを足した寸法。たとえばドラム式なら、奥行75cmの本体でも、ホースや扉の開閉を考えると「奥行85cm前後のスペース」が現実的に必要になります。表の数字はそのまま信じず、「プラスαが要る」と覚えておいてください。
落とし穴①「防水パン」のサイズと形状
日本の住宅(特にマンションやアパート)には、洗濯機の下に「防水パン」というプラスチックの受け皿があります。
ここの確認不足が、設置不可の原因No.1です。
「640㎜×640㎜」の壁
一般的な防水パンの内寸は、「640㎜角」が多いですが、古い物件だとこれより小さい場合があります。
更に重要なのが、
【四隅の高さ】と【排水口の位置】
です。
ドラム式などの重い洗濯機は、防水パンの四隅に脚を載せます。
もし買おうと検討している洗濯機の「脚の幅(設置幅)」が、防水パンの内寸と合わなければ、物理的に置くことができません。
「ギリギリ入るだろう」は禁句です。
業者はトラブルを避けるために、
【推奨スペースがないと設置はお断り】
という判断をすることが多いんです。
防水パンの「サイズ規格」と対応の目安
防水パンにはいくつかの規格サイズがあります。代表的なものと、置ける洗濯機の目安を表にしました。お住まいの防水パンがどれに当たるか、メジャーで内寸を測って確認してみてください。
| 防水パンの呼称 | 外寸の目安 | 置ける洗濯機の目安 |
|---|---|---|
| コンパクト(540mm) | 約54×54cm | 小型縦型(〜7kg)中心。ドラム式は基本不可 |
| 標準(640mm角) | 約64×64cm | 多くの縦型・一部ドラム式が設置可 |
| 横長(740mm) | 約74×64cm | 大容量縦型・ドラム式が安心して置ける |
| 大型(800mm) | 約80×64cm | ほぼすべてのドラム式に対応 |
※「外寸」は防水パンの外側のサイズ。実際に脚を置けるのは内側の平らな部分なので、内寸も必ず測りましょう。
注意したいのは、外寸が640mmでも、内側の縁(リブ)の分だけ置けるスペースは狭くなること。洗濯機の脚の幅(設置脚スパン)が防水パンの内寸に収まるかが勝負です。メーカーの製品ページには「設置脚寸法」が載っているので、必ずチェックしてください。
防水パンがない・かさ上げ台を使う場合
最近は防水パンがなく、床に直接置くタイプの住宅も増えています。その場合は防水パンの制約はありませんが、排水口の位置と、振動対策(防振ゴムやかさ上げ台)を考える必要があります。
かさ上げ台を使うと、本体の高さが6〜10cmほど高くなる点に注意。蛇口や上の棚にぶつからないか、高さの計算を忘れずに。ドラム式は排水口が本体の真下に隠れることが多いので、かさ上げ台で掃除スペースを確保するのもおすすめです。
🐢 防水パンのサイズが合わない・はみ出るといった具体的なトラブルは、専用記事で対処法(かさ上げ台・防振マット・交換・業者依頼)を詳しく解説しています。

落とし穴②「蛇口の高さ」が足りない!

ここ、子育て家庭が縦型からドラム式に買い替える時に最も見落とすポイントだよ!
縦型洗濯機は背が低いので気にならないんですが、ドラム式や大容量縦型は、「本体の背が高い」です。
いざ設置しようとすると、
【洗濯機の背面に、水道の蛇口がぶつかって置けない】
という事態が頻発します。
- 今の蛇口の位置は、床から何cmですか?
- 新しい洗濯機の高さは、それより低いですか?
もしぶつかる場合は、「壁ピタ水栓」などの別売り部品工事(1〜2万円)が必要になることもあります。
「必要な蛇口の高さ」を数字で確認しよう
蛇口の高さは、感覚ではなく数字でチェックするのが確実です。目安はこちらです。
| 洗濯機タイプ | 本体の高さ | 必要な蛇口の高さ(床から) |
|---|---|---|
| 縦型(〜8kg) | 約95cm | 約100cm以上 |
| 縦型 大容量 | 約105cm | 約110cm以上 |
| ドラム式 | 約105cm | 約110cm以上(上開きフタなら更に余裕を) |
※フタを開けた時の高さや、給水ホースの接続部の出っ張りも考慮してください。
蛇口が低くてぶつかる場合は、「壁ピタ水栓(ニップル付き水栓)」への交換工事で解決できます。費用は1〜2万円程度が目安。賃貸住宅の場合は、勝手に工事できないので、必ず大家さんや管理会社に確認してくださいね。

「設置できたのに蛇口が閉められない…」も実はよくある失敗。蛇口のハンドルが本体の上にかぶさってしまうパターンだよ!
落とし穴③「扉」が開かない、通れない
「よしっ!置けた!これで安心🐢」と思った後に気づくのが、この問題です。
ドラム式の「開閉スペース」
ドラム式の扉は、手前に大きく開きます。
「本来の奥行き」だけで計算していると、
「扉を開けると洗面台にぶつかる」
「人が通る隙間がない」
ということが起きます。
洗濯物を出し入れするたびに、カニ歩きで隙間を通る生活…。これは相当なストレスですよね。
廊下・階段・エレベーター
「設置場所」だけじゃなく、そこまでの「道」も重要なんです。
特にドラム式は80kg近くあって、縦型よりも幅が広いんです。
- 玄関ドアの幅
- 廊下の曲がり角(直角に曲がれるか)
- 洗面所の入口のドアの幅(ドアノブが邪魔にならないか?)
ここを通れなければ、玄関先で「返品」となります。

ここは意外と忘れやすいポイントだから、しっかりチェックしておいてね!
搬入できる?「最小通過寸法」の考え方
設置場所に置けても、そこまで運べなければ意味がありません。ここでは、搬入できるかどうかを判断する具体的な方法を紹介します。
基本ルール:通り道は「本体+10cm」
玄関ドア、廊下、洗面所の入口など、洗濯機が通るすべての場所で、一番狭いところの幅が「本体の幅または奥行+10cm」以上あるかを確認します。10cmは、運ぶ人の手や、梱包材のぶんの余裕です。
- 玄関ドアの幅(ドアストッパーや郵便受けの出っ張りも含めて)
- 廊下の幅(特に直角に曲がる角は要注意)
- 洗面所の入口(ドアノブが出っ張っていないか)
- エレベーターの間口と内寸(マンションの場合)
意外な難所「直角の曲がり角」
まっすぐな廊下は通れても、L字に直角に曲がる場所でつまずくケースが多いです。ここは「廊下の幅」と「曲がった先の幅」の両方に余裕がないと、大きな箱が回りきれません。とくにドラム式は奥行が長いので、曲がり角の攻略がカギになります。
どうしても通らないときの「特殊搬入」
通常の経路で運べない場合でも、あきらめる前に次の方法があります。ただし追加費用がかかります。
| 搬入方法 | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 階段上げ | 2階以上へ階段で運ぶ | 1フロアあたり 約2,000〜4,000円 |
| 手吊り上げ | ロープでベランダ等から吊り上げ | 約2〜3万円 |
| クレーン搬入 | 窓からクレーンで搬入 | 約3〜5万円 |
※業者や地域によって異なります。事前見積もりを必ず取りましょう。

特殊搬入は数万円かかることも。だからこそ「買う前の採寸」でこれを避けるのが、いちばんの節約になるんだよっ!
【保存版】失敗しないための「計測チェックリスト」
お店に行く前、あるいはポチる前に、必ずメジャーを持って以下の箇所を測ってください。

スマホにメモしておいてっ!
| チェック項目 | 測定ポイント | 注意点 |
| ①搬入経路 | 玄関・廊下・ドアの幅 | 最も狭い場所の幅が「本体幅+10cm」あるか? |
| ②設置場所の幅・奥行 | 壁から壁までの距離 | 排水ホースを横から出すなら余裕が必要。 |
| ③防水パン | 内寸(縦×横) | 特に四隅の平らな部分のサイズ。 |
| ④蛇口の高さ | 防水パンの底〜蛇口まで | 洗濯機本体の高さより高いか? |
| ⑤上部のスペース | 棚や乾燥機ラックの有無 | 縦型の場合、フタを全開にしてぶつからないか? |
| ⑥扉の開閉 | 前面のスペース | しゃがんで作業できるスペースがあるか? |
サイズを無視して買うと、結果的に損をする
「どうしてもこの機能が欲しいから、無理やりにでも置きたい!」
その気持は痛いほど分かるんですが、サイズギリギリの洗濯機を置くと、以下のようなデメリットが発生しちゃうんです。
- 音がうるさくなる:壁や棚に共振して、脱水音が響く。
- 掃除ができない:隙間がないので、ホコリが溜まっても手が入らない。
- 修理ができない:故障したとき、手が入るスペースがないと修理を断られることがある。

余裕を持って置けるサイズを選ぶことは、長く快適に使うための必須条件なんだよっ!
設置に必要な「ゆとり寸法」早見表
「ピッタリ」では使いづらく、故障の原因にもなります。本体まわりに確保したいゆとりの目安をまとめました。
| 場所 | 必要なゆとり | 理由 |
|---|---|---|
| 左右 | 各 1〜2cm以上 | 放熱・振動の逃げ |
| 背面 | 2〜10cm | 排水・給水ホースのスペース |
| 上部(縦型) | フタが全開できる高さ | 洗濯物の出し入れ |
| 前面(ドラム式) | 扉の開閉+しゃがむ余裕 | 出し入れ・お手入れ |
※壁ピッタリ設置は騒音・故障の原因になりやすいので避けましょう。
よくある質問(サイズ・設置のギモン)
Q. 前と同じ場所なら、測らなくても大丈夫ですか?
A. いいえ、必ず測ってください。最近の洗濯機、とくにドラム式や大容量縦型は、昔のモデルよりひと回り大きくなっています。「前のが入っていたから」は、最も多い失敗パターンです。
Q. ネット通販で買うとき、サイズ確認はどうすれば?
A. 製品ページの「外形寸法」と「設置に必要なスペース」「設置脚寸法」を必ずチェックしましょう。搬入経路の採寸は自分でやるしかないので、メジャーで家中の通り道を測ってからポチるのが鉄則です。
Q. ドラム式は何cmの防水パンなら置けますか?
A. 機種によりますが、640mm角(標準)以上が目安です。心配なら740mmや800mmの横長パンが安心。ただし防水パンの「内寸」と機種の「設置脚寸法」を照らし合わせるのが確実です。
Q. 設置作業は誰がやってくれますか?
A. 多くの家電量販店やネット通販では、配送と同時に設置(開梱・接続・水漏れ確認)をしてくれます。ただし「標準設置の範囲外」(壁ピタ水栓工事や特殊搬入)は追加料金になるので、注文時に確認しておきましょう。
Q. 古い洗濯機の引き取りはしてもらえますか?
A. はい、ほとんどの店で「リサイクル料金+収集運搬料」で引き取ってくれます。新しい洗濯機の配送日に同時回収が一般的。搬出経路も、搬入と同じく寸法の確認が必要です。
Q. サイズが合わず置けなかった場合、返品できますか?
A. 設置不可で持ち帰りになった場合、キャンセル料や再配送料がかかることがあります。ここが数万円の出費になることも。だからこそ、買う前の採寸がいちばん大事なんです。
Q. 防水パンの内寸がギリギリでも置けますか?
A. 内寸と設置脚寸法が同じくらいだと、わずかな誤差で乗らないことがあります。内寸に対して左右1cmずつは余裕がほしいところ。ギリギリだと水平調整もしづらく、脱水時の振動が大きくなる原因にもなります。心配なら一回り大きい防水パンへの交換も検討しましょう。
Q. 中古の洗濯機でもサイズチェックは必要ですか?
A. もちろん必要です。むしろ中古は設置サービスが付かないことも多いので、自分で搬入・接続するなら寸法確認はより重要。古い機種でも本体の幅・奥行・高さと、防水パン・蛇口・搬入経路の照合は必ず行ってください。重さのある洗濯機を素人だけで運ぶのは危険なので、不安なら設置だけでも業者に依頼するのが安全です。
プロが教える「正しい採寸の手順」5ステップ
「どこをどう測ればいいの?」という方のために、現場でプロが確認する順番をそのままお伝えします。この通りに進めれば、測り忘れはまず起きません。
- STEP1:設置場所の幅・奥行・高さを測る(壁から壁まで、床から蛇口まで)
- STEP2:防水パンの内寸を測る(外寸ではなく、脚が乗る内側の平らな部分)
- STEP3:蛇口の高さを床から測る(ハンドルの位置も)
- STEP4:搬入経路を測る(玄関→廊下→曲がり角→洗面所入口の順に、最も狭い場所)
- STEP5:上部・前面のゆとりを確認(棚・洗面台・扉の開閉スペース)
測った数字は、スマホのメモや写真に残しておくのがおすすめ。お店やネットで候補を選ぶとき、すぐに「これは置ける/置けない」を判断できます。メジャーは布製のやわらかいものより、金属製のコンベックス(カチッと固定できるタイプ)のほうが正確に測れますよ。
タイプ別・設置で特に気をつけたいこと
縦型で気をつけること
縦型はフタが上に開くので、上部のスペースが最重要。洗濯機の上に棚や乾燥機ラックがあると、フタが全開できずに洗濯物を入れづらくなります。とくに大容量縦型は本体が高いので、フタを開けた状態の高さ(約140〜150cm)まで考えておくと安心です。
ドラム式で気をつけること
ドラム式は前面の扉が手前に大きく開くのが最大の注意点。扉の開く向き(左開き・右開き)が壁や洗面台と逆だと、毎日の出し入れが驚くほど不便になります。機種によって扉の向きが選べるので、購入前に「自分の家のレイアウトに合う向き」を必ず確認しましょう。重さも80kg近くあるため、床の補強が必要な物件もあります。
マンション・賃貸ならではの注意点
集合住宅や賃貸では、自分の部屋の中だけでなく「共用部」も搬入経路に含まれます。見落としがちなポイントを挙げておきます。
- エントランスや共用廊下の幅・段差
- エレベーターの間口と奥行(大型機種は乗らないことも)
- 養生(傷防止の保護)が必要か、管理規約で搬入時間の指定がないか
- 壁ピタ水栓などの工事は、賃貸なら大家さん・管理会社の許可が必須
とくに賃貸は、退去時の原状回復の関係で勝手な工事ができません。蛇口交換などが必要そうな場合は、契約前・購入前に管理会社へ一報しておくとトラブルを防げます。
設置当日の流れを知っておこう
当日になって慌てないよう、配送・設置の一般的な流れも押さえておきましょう。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ①搬入 | 梱包のまま設置場所近くまで運び込む |
| ②開梱・設置 | 防水パンや床に本体を据え付け、水平を調整 |
| ③接続 | 給水ホース・排水ホース・アースを接続 |
| ④試運転 | 水を流して水漏れがないか確認 |
| ⑤引き取り | 古い洗濯機をリサイクル回収(依頼時) |
※標準設置の範囲。特殊な工事や搬入は別途費用がかかります。

試運転で水漏れチェックまでやってもらえるのが標準。設置スタッフが帰る前に、一緒に動作を確認しておくと安心だよっ!
そのほか、よくある質問
Q. 一人暮らしですが、小さい防水パンでも大容量は置けますか?
A. 540mmのコンパクト防水パンだと、大容量機種やドラム式はほぼ置けません。防水パンのサイズが、選べる洗濯機の上限を決めると考えてください。容量を優先したいなら、防水パンの交換や、防水パンなし設置(床直置き+防振対策)も選択肢です。
Q. 洗濯機の「設置幅」と「本体幅」は何が違うの?
A. 本体幅はボディの幅、設置幅は脚を含めた接地部分の幅です。防水パンに収まるか判断するのは「設置幅(脚の寸法)」のほう。カタログには両方載っていることが多いので、防水パンとの照合には設置幅を使いましょう。
Q. 採寸が不安です。プロに見てもらえますか?
A. 家電量販店なら、購入前に「下見・現地調査」を依頼できる店舗もあります。とくにドラム式や搬入が難しそうな住宅では、有料・無料を問わず下見を頼むと確実です。心配な方は店員さんに相談してみてください。
Q. 買い替えのとき、前より大きいサイズにしても大丈夫?
A. 容量を上げたい家庭は多いですが、防水パン・蛇口・搬入経路の3点が許す範囲でなければサイズアップできません。「家族が増えたから大容量に」と思っても、設置できなければ意味がないので、まずは採寸から。容量の選び方は、下の関連記事もあわせてご覧ください。


「我が家に合うサイズと容量」の決め方
置けるサイズの上限がわかったら、次は世帯に合った容量を選びます。容量が大きいほど本体も大きくなるので、設置できる範囲とのバランスが大切です。目安をまとめました。
| 世帯 | おすすめ容量 | 本体サイズ感 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 5〜7kg | コンパクト。540mmパンでもOKな機種多い |
| 二人暮らし | 7〜8kg | 標準サイズ。640mmパン推奨 |
| 3〜4人家族 | 9〜11kg | 大きめ。640〜740mmパンが安心 |
| 5人以上・毛布も洗う | 11〜12kg | 最大級。740〜800mmパン推奨 |
※毎日まとめ洗いするなら、ワンサイズ上を選ぶと回数を減らせて効率的です。
「大は小を兼ねる」で大容量を選びたくなりますが、置けなければ本末転倒。設置スペースに余裕がない場合は、容量を一段下げて毎日こまめに洗う、という選び方も十分アリです。詳しい容量の考え方は、記事末の関連記事で解説しています。
現場で見た「サイズ失敗」のリアルな実例
家電業界15年で、私が実際に立ち会った「あと一歩で防げた失敗」を3つ紹介します。同じ轍を踏まないように、ぜひ参考にしてください。
実例①「玄関は通ったのに、廊下の角で止まった」
玄関ドアの幅だけ測って安心してしまったケース。L字に曲がる廊下でドラム式が回りきれず、結局その日は搬入できませんでした。直線だけでなく「曲がり角」を測る大切さを痛感した一件です。
実例②「置けたけど、蛇口が閉まらない」
大容量縦型に買い替えたお宅で、本体は防水パンに収まったものの、蛇口のハンドルが本体の上にかぶさって操作できない状態に。後日、壁ピタ水栓の工事(約1.5万円)を追加することになりました。高さの確認は本当に重要です。
実例③「扉の向きが逆で、毎日カニ歩き」
ドラム式の扉の開く向きを確認せずに購入し、扉を開けると洗面台にぶつかって全開できないお宅も。返品はできず、使いにくいまま使い続けることに…。扉の向きは機種選びの段階で必ずチェックしましょう。
どの失敗も、買う前にあと5分、メジャーで測っていれば防げたものばかり。「だろう」で進めず、必ず数字で確認することが、後悔しない最大のコツです。
設置にかかる「追加費用」を総まとめ
本体価格以外に、設置で発生しうる費用を一覧にしました。予算を組むときの参考にしてください。標準設置(無料〜数千円)で済むのが理想ですが、家の条件によっては以下が上乗せされます。
| 項目 | 費用の目安 | 発生するケース |
|---|---|---|
| 標準設置 | 無料〜3,000円程度 | 通常の搬入・接続。多くは送料に含む |
| 壁ピタ水栓工事 | 約1〜2万円 | 蛇口が低くて本体とぶつかる場合 |
| 防水パン交換 | 約1〜3万円 | 今のパンが小さく、機種が入らない場合 |
| 階段上げ | 1フロア 約2,000〜4,000円 | エレベーターのない2階以上 |
| 手吊り・クレーン | 約2〜5万円 | 通常経路で搬入できない場合 |
| リサイクル回収 | 約3,000〜6,000円 | 古い洗濯機の引き取り |
※金額は目安です。注文前に必ず見積もりを取りましょう。

採寸をしっかりやれば、壁ピタ水栓や特殊搬入といった「想定外の出費」を事前に避けられる。これが採寸の一番のメリットだよっ!
最後に:採寸についての追加Q&A
Q. 採寸は誰かに手伝ってもらったほうがいい?
A. 高さや奥行は一人だと測りにくいので、できれば二人で測るのがおすすめ。難しければ、メジャーをテープで固定して測ると正確です。スマホで採寸場所の写真も撮っておくと、後で見返せて便利ですよ。
Q. メーカーのサイトに「設置に必要なスペース」が載っていません。
A. その場合は本体寸法に左右各2cm・背面10cmほど足した数字を「必要スペース」として見ておけば、大きく外しません。不安なら、メーカーのお客様相談窓口に機種名を伝えて確認するのが確実です。
Q. 設置スペースはギリギリでも、性能優先で選びたいです。
A. 気持ちはわかりますが、ギリギリ設置は騒音・掃除不可・修理拒否のリスクがあります。どうしても譲れないなら、防水パンの交換や設置場所の見直しまで含めて検討を。それが難しいなら、置けるサイズの中でベストな機種を選ぶのが結局いちばん満足度が高いです。
サイズ選びで「やりがちな勘違い」ベスト3
最後に、相談を受けるなかでとくに多い「思い込み」を3つ紹介します。あてはまっていないか、チェックしてみてください。
勘違い①「カタログの幅さえ見ればいい」
幅だけ見て安心する人がとても多いです。でも実際にトラブルになるのは奥行・高さ・重さ、そして搬入経路。幅は縦型もドラム式も60cm前後で大差ないので、ほかの寸法こそ重点的に確認すべきなんです。
勘違い②「設置スペース=洗濯機の大きさ」
本体がぴったり収まる広さがあればOK、と思いがちですが、実際はホースの取り回しや放熱、振動の逃げのために、本体より一回り広いスペースが必要です。ピッタリ設置は故障や騒音のもとになります。
勘違い③「設置は業者がなんとかしてくれる」
プロが来れば多少無理でも置いてくれる、と期待する人もいますが、安全に設置できないと判断されれば持ち帰りになります。業者は無理な設置をしてくれません。だからこそ、買う前の採寸が自分を守る唯一の方法なんです。
サイズ選びは地味な作業ですが、ここを制する人が、洗濯機選びを制します。機能やデザインに目が行きがちですが、「置けて・運べて・使いやすい」が大前提。まずはメジャー片手に、家の寸法を測るところから始めてくださいね。
採寸さえ正確にできていれば、あとはもう怖いものなし。安心して、気に入った一台を選んでください。せっかくの新しい洗濯機、届いた初日から家族みんなで「買ってよかったね」と笑顔になれる、後悔ゼロの買い物にしましょう。応援しています。
まとめ:メジャーを持って測るまで、購入ボタンは押さないで

洗濯機選びの正しい手順をもう一度整理するねっ!
- まず、家の寸法を測る(搬入経路・設置場所)。
- そのサイズに収まるモデルをリストアップする。
- その中から、容量や機能(ドラム式 or 縦型)を選ぶ。
この順番さえ守れば、致命的な失敗は防げます。
せっかくの新しい洗濯機。
届いたその日から、「わあ、便利!」と家族みんなで喜ぶためにも、 まずはメジャーを手に取るところから始めてみてください。

最後まで読んでくれてありがとう!
洗濯機の選び方についてさらに詳しく知りたい人はこちら👇️の記事も参考にしてねっ!
▼サイズが確認できたら、次はいよいよ機種選び!
設置できるサイズが分かったら、次は「容量」と「タイプ」を決めましょう。
【何kg買えばいいの?】
▼サイズと容量・タイプが決まったら、あとは具体的な機種選びです。家族構成別のおすすめは、こちらのランキングからどうぞ。

▼迷ったらまずこれ。標準的な64cm防水パンに設置でき、自動おそうじ機能つきで人気の日立の定番モデルです。

【ドラム式と縦型どっち?】






